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実はスタイルによって様々!フランス料理店の種類と立ち振る舞い

「フランス料理」と聞くと、「美味しそうだけど面倒くさそう」、「知らないと恥をかきそうで怖い」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかしカジュアルに普段使いできるお店も多数ありますし、高級店でもいくつかのマナーを知っておけば特に怖がる必要もありません。

このコラムではお店の種類や、ドレスコード、オーダー方法などを記載し、フランス料理を身近に感じていただけるような内容をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

1. フランス料理店の種類

1-1. 格式高いお店

◆グランメゾン
グランメゾンはいわゆる最高級のフランス料理店のことです。日本に数十件しかないと言われており、庶民としてはちょっと敷居が高いかもしれません。基本的にウエイティングバーがあって、専門のパティシエが在籍しています。ドレスコードが決められており、通りすがりでふらりと入るというお店ではありません。(ドレスコードについては別の項目で取り上げますのでそちらを参照してください)

ミシュランの三ツ星を取るようなお店、といえば想像しやすいと思います。グランメゾンという言葉は日本で広まった言葉なのでフランスでは使えない、ということは覚えておきましょう。

◆オーベルジュ
レストランがメインではありますが宿泊設備を持つのが本来の姿です。しかし最近宿泊はできないところでもオーベルジュを名乗っている場合があります。グランメゾンに次ぐ高級さを持っています。

◆レストラン
高級感がありますし、店によってドレスコードもありますから確認した方が良いでしょう。普段使いのお店というよりは、デートやお祝い事の際に少し頑張っていく、という雰囲気です。

1-2. カジュアルなお店

◆カフェ
喫茶のみでも軽食でも利用できます。アルコールを扱っている店もあり、ドレスコードも特にありませんから気楽に入店して飲食が楽しめます。

◆ブラッスリー
本来はビール製造所の意味なのでアルコールを扱っています。日本で言う大衆居酒屋と考えて良いでしょう。お酒を飲みながら軽い食事を楽しめるカジュアルなお店です。

◆ビストロ
基本的に居酒屋です。友達、同僚、家族などと気楽に入店できますし、アルコールも食事も楽しめます。日常的に使えると思って間違いありません。

2. フランス料理店の予約について

予約は必須ではない店もありますが、形式はカジュアルなお店でも、話題に上るようなお店であれば予約した方が良い場合があります。特にデートやお祝い事、大切な人をエスコートするような場合はアポなしでいくことはおススメできません。
予約しておけば、せっかく行ったのに満席で入れないということもありませんし、待ち時間で疲れたり気まずい雰囲気になったりする、などを心配する必要がありません。

また、それなりのお店であれば、予約の際に食物アレルギーの確認もできますし、眺めが良い席を確保したり、落ち着いて食事できる場所をお願いしたりするなども可能です。ドレスコードも予約の際に確認しておけば安心して入店することができます。

もちろん早い方が良い席を確保できるというメリットがあります。また人気店であれば数か月前からすでに予約で埋まっているというケースもありますので早いに越したことは無いと言えます。とは言え何か月も前から、というのも現実的には大変ですからできれば2週間くらい前には済ませておきましょう。

3. フランス料理店に行くときのドレスコード

3-1.カジュアルなお店の場合

基本的にカジュアル度が高い方から、カフェ、ブラッスリー、ビストロではドレスコードを気にする必要はありません。もっと高級なお店では子供の年齢制限がある場合もありますが、これらの店ではお子さま連れの家族でも気楽に出入りすることができます。普段着で楽しめるフレンチ、当然価格帯もそれほどハイクラスではありませんから、行きつけのお店として利用することも出来ます。

3-2.高級店・有名店の場合

高級店、有名店になると基本的にドレスコードがあると考えてください。お店の種類としてはレストラン、オーベルジュでは男性はジャケット着用、女性もあまりカジュアルな服装は好まれません。

グランメゾンとなると男性ならスーツにタイを着用、女性はワンピースなどのドレッシーな服装で出かけましょう。
店によってドレスコードには差があるので、事前に電話などで確認した方が無難です。また、最近はホームページ上で確認できる店も多いので、事前にチェックした方が良いでしょう。

高級店は子供の年齢制限をしている場合がありますのでこれも要確認です。認識として、未就学児童は入店できない、と考えた方が良いでしょう。

4. オーダーの仕方について

この項目では食前酒やアラカルトメニューについて解説します。根本的な考え方として、「知らない」ということを恥ずかしいと思う必要はありません。わからないことはお店の人に素直に相談しましょう。カジュアルな店でも格式ある店でも、食べることを楽しんで欲しいというのがお店側の願いです。

4‐1.食前酒

オーダーを取りに来たお店の人の多くは「食事の前になにかお飲み物を召し上がられますか?」といったことを聞いてきます。これはアペリチフ=食前酒を訪ねており、本場フランスではまずこれを飲みながらゆったりメニューを決めていく、という光景を目にします。

食前酒は必須ではありませんから断っても構いませんし、おススメのアペリチフは何がありますか?と尋ねて見ても構いません。フランスでは会話のきっかけを作ったり、食欲を刺激するために行われていたりする習慣で、アペリチフと軽いおつまみでしばらく歓談するのも珍しくありません。

一般的なアペリチフを以下に記載します。
・シャンパン
・キール……クレーム・ド・カシス(甘みがある紫色のリキュール)を冷たい白ワインで割ったもの

・ぺルノー……ヨモギを漬け込んだお酒、というと薬草のような味を想像してしまいますが、炭酸で割るとスッキリ飲みやすいので食前酒にぴったりです。ジンが好きな方には恐らく抵抗なく飲めると思います。
ストレートだとアルコール度が40度ありますから、お酒が弱い人はたちどころに酔ってしまいます。
しかし炭酸で割れば気楽に何杯でもイケる飲み物です。

・モヒート……ラムベースのミントを使ったカクテル。キューバで生まれた飲み物なので格式高いフランス料理店ではおいていない場合もありますがさわやかな味わいが食欲を引き立てます。

4‐2.アラカルトのオーダーの仕方

「アラカルト」とはコースのように定められたものではなく一品ずつを指定するオーダー方法です。とはいえ、日本の居酒屋のように注文→食べる→注文と繰り返すのはあまり一般的ではありません。

よく行われる注文方法としては、以下のような流れで決めていきます。
a・まずメインで魚料理を頼むのか肉料理を頼むのかを決める
b・メインが肉なら前菜は魚系、メインが魚なら肉系の前菜
c・おなかのすき具合を考えて、入るようならスープやサラダも頼む。この時ボリュームなどは確認してよいし、店によっては量を加減してくれる場合もあるので気軽に相談してみましょう。
d・ワインやデザートを選ぶ

アラカルトで頼む場合、料理の量の確認はした方が良いでしょう。コース料理より一品ずつのボリュームは多めになっている場合がほとんどです。また、メインだけは自力で決めるとして、それに合う前菜やスープを相談する手もあります。お店の側は料理の相性などもよく知っていますし、コミュニケーションを取りながらオーダーすること自体を楽しむのもフランス料理の醍醐味です。分からない時、迷った時は聞く、これがアラカルトを美味しくいただくコツです。

4‐3.フルコースのオーダーの仕方

フルコースなら基本的には決まっていますから、どのコースを選ぶか、というだけです。とはいえ最近はコースの中にある程度自由度があるプリフィクスというスタイルも浸透しています。前菜、スープ、メインなどがあらかじめリストアップされていてその中から選択していくという方式です。

この場合、アラカルトほどの自由度は無くても選ぶ楽しみが味わえますし、決まった候補の中から選べば味の組み合わせや量を大きく外すことはありませんから安心です。

5. まとめ

ここまで読んでいただいた方にはフランス料理が少し身近になったのではないかと思います。カフェやブラッスリーなら気軽に入店できますから固くなる必要は全くありません。

また、格式高い店であれば慣れない方は緊張するでしょうが、とにかく困ったらお店の人に確認しましょう。高級店はいくつかのルールを持っていますが、店の雰囲気を保つためにしきたりを重んじているのであって、客を困らせるために難しい決まりを作っているのではありません。食事の場を出来るだけ楽しんでもらい、また来ていただきたいというのがお店側の想いなのです。

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